岳沢〜奥穂高〜北穂高 DAY,3 9/26

posted in: 北アルプス | 0

午前5時半人が大勢歩いて来る気配で目が覚めました。

テントを開けてみると、
目の前を十数人が縦列に並んで薄暗い中を通過して行きました。
何処まで行くんだろう?
槍か穂高か?

今からもう一度登ってみたくなってしまいました。

たった三日だったけど多くのものを見て感じた。

身を守ってくれた道具たちが朝日に輝く。


強烈な朝日だ。
今日は涸沢のモルゲンロートもすごいだろうなあ。
次はモルゲンロートを見るためだけに来てもいいかも。

夕焼けとご来光も見損ねたんだった。。。
次見るなら何処で見ようか?

濡れたテントのフライは凍り付いていた。
徳沢で零下なら穂高岳山荘のテント場は零下何度だったんだろう。
防寒対策を少し見直さなければ。

3000メートルの高地ではこのシュラフは
少し薄かったようだ。

メイドイン滋賀県のナンガは非常に気に入ってるのだが
これより一段スペック上がるだけで値段が倍ほどしてしまう。
買い直しは痛いので、
シュラフカバーを持って行くか夏用シュラフの重ね着でいくか。

今回活躍してくれた道具たち。

今回デビューとなったプロモンテVL-13。
風に対する安定感はかなりいいのではないかと思う。
ちゃんと四つ足で立っている感じがした。
結露でフライはびしょ濡れでも本体はサラサラに乾いていた。

室内はソロテントにしては広い方ではないだろうか。
空間が余って少し寂しいぐらいだった。
横幅が90センチあるので交互に寝れば二人入れないこともない。
前室も充分広い。

残念なのはやはりフライの色。
明るい内に中に入ると真っ赤っかで落ち着かない。
慣れれば問題ないんだろうが。

靴はスカルパのアペックスXCR。
ローカットのトレランシューズだ。
もともとハイカットの重登山靴を履いていたが
脚を痛め、試行錯誤の末に長靴、ローカットシューズと行き着いた。
足首が固定されないので柔軟性が生まれ、結果よかったみたいだ。
捻挫の心配がされるが、脚を鍛えれば問題ない。

これはとにかく軽い。
普段履いている靴よりずっと軽い。
ソールは柔らかく足裏に地面の状態がよく伝わる。
作りは堅牢。

今回初めて導入したハイドレーションシステム。

これは便利すぎてクセになる。
岩稜地帯ではザックを降ろせない。
サイドポケットにも手が回りにくい。
高地での水分補給は欠かせない。

ザックを降ろさずに水分補給が出来ることが
如何に素晴らしいことなのかがよくわかった。

ただmacpac AmpLight45との相性が悪いのか
ホースがうまいこと装着出来ず、肩に干渉して気になった。

そのmacpac AmpLight45。

これで二泊以上の縦走を快適にこなすにはぼくには向いていないかもしれない。
フィット感が悪いのか今回は初めて腰に疲れがきた。

軽量系のザックなので生地が非常に薄い。
既に数カ所にほころびが。
パンパンにパッキングすると不安になってくる。

これはせいぜい一泊用かなあ。
中身をもっと軽量化すれば快適にはなるんだろうけど。

一度山に行くだけで色々とギアのことで勉強になる。
道具は実際使ってみないと分からないものだ。

初めての北アルプスソロ登山。
何故山に登るのか?という永遠の命題にぼくなりに少し近づいた。

一分一秒、無駄な時間は全くなくその全てが楽しかった。
本当はしんどくて堪らない時間もあり、
振り返った今だから言えることだけど。

またいつか同じことをするでしょう。