去年の記事を書きかけのまま放置してしまっていた。改めてダイジェストでアップします。2018年8月13日〜15日に栂池から朝日小屋、五輪尾根経由で蓮華に下りた記録です。
お盆の北アルプスも昨年同様朝日小屋へ。白馬方面行きのさわやか信州号が奇跡的に取れたので栂池から入山して蓮華に下山するというコース。
久しぶりのさわやか信州号、眠れるか不安だったけど新車で座席が大きなタイプだったので4〜5時間は眠れた。
DAY1 栂池→白馬大池 8/13
栂池高原スキー場のゴンドラで登山口まで一気に上がる。
8時半ハイクスタート。
少し歩くと小雨が降り出した。
天狗原に着く頃には本降りに。
雪渓前の岩場の登りで雷が鳴り出す。
雪渓に着く頃には雷は少し収まってほっとした。
乗鞍岳脇の巨大ケルン。
11時、白馬大池が見えてきた。
12時、幕営。去年はクロスオーバードームを使ったが今回はステラリッジ。
雨が上がったのでバックパックを乾かす。僕のバックパックは去年から使っているMYOGのプロトタイプだ。
少し落ち着いてから周りを散策する。日当たりの悪い斜面にはチングルマの花がまだ残っている。
明日歩く稜線まで上がってみる。
コマクサがわずかに残っていた。
17時、いつものメニューで夕飯にする。
DAY2 白馬大池→朝日小屋 8/14
4時、ヘッドランプを灯して出発。
稜線に上がったところで空が白んできた。
白馬大池を振り返る。
朝焼けが始まった。
朝焼けの中の極上のトレイル歩き。
雲海が凄かった。
前方に白馬岳を見ながら歩く。
振り返ると白馬大池が小さくなって見える。
この日は雲海が特に凄かったように思う。
日が差してきた。前方に白馬岳、抜群のロケーションの中歩く最高の瞬間だ。
適度にガスっていて暑くも寒くもなく快適に歩く。
5時50分、小蓮華山着。
ここからの稜線も地質が多様に変化して好きなところだ。
6時半、三国境着。この辺りまで来ると前方から白馬岳を越えてきた人たちとすれ違い始める。
少し休んで雪倉岳方面へ向かう。さっきまでの稜線も良かったが、ここから始まる稜線が今の所一番好きだ。
人の気配が一気になくなった。
山に来て良かったと思える瞬間だ。
トレイル脇ではまだまだ高山植物が花を咲かせている。
8時、雪倉岳避難小屋着。
ずっと花が豊富で、歩いていて飽きない。
歩いて来た道を振り返る。
雪倉岳へは緩やかな登り。
8時40分、雪倉岳着。前方に朝日岳が見える。
ゆるゆると下っていく。
流石に日差しが暑い、高度も下がったので汗が吹き出る。
たまらず水場で体を冷やした。
植生が変わるまで下りてきた。
昨年は朝日小屋まで水平道を行ったのだが今年は朝日岳経由で行く事にした。
出だしは樹林帯の急登で暑さもあり、かなり苦しく写真を撮る余裕もなかった。
樹林帯を抜けて雪渓を目にしてほっとした。
12時半、朝日岳着。
花が咲き乱れる中、朝日小屋に向かう。
小屋が見えてきた。
13時57分、朝日小屋幕営。テント場はまだ空いていた。
16時半、待ちに待った夕飯。一年ぶりに食べる山で最高のご馳走。
夕飯の後は周辺を散策。
西日に輝くチングルマの綿毛が美しい。
ガスが湧いてブロッケン現象が発生した。
後は素晴らしい夕日を眺めて過ごす。
DAY3 朝日小屋→蓮華温泉 8/15
4時14分、朝日小屋を後にする。
魚津辺りだろうか、街の灯りが見えた。
振り返ると彼方に朝焼けに浮かぶ剱岳が見えた。
昨日ははっきり見えなかった日本海も見える。
前方には妙高の山々。
5時、再び朝日岳着。
ここから栂海新道の分岐点、吹上のコルまでのトレイルも素敵な所だ。
下った先が吹上のコル、左に行けば栂海新道で日本海まで通じる。
五輪尾根を目指して高度を下げる。
ここもチングルマの綿毛が美しかった。
樹林帯まで下りてきた。暑さと虫に悩まされつつ山旅の終わりが近いことに寂しさを覚える。
蓮華温泉までの道のりは長い。
とにかく暑い。
水場で手ぬぐいを濡らして体を冷やす。
11時43分、蓮華温泉着。
温泉で汗を流した後は楽しみにしていたご飯。
昨年に引き続き、2回目のコースになったがここは何度歩いても飽きる気がしない。次はまた違う季節に行ってみたい。