9月中旬。
新疆での旅を終えるとウルムチから成都へ一気に南下した。
焼ける様に暑い太陽。
西へ向かう旅人達。
砂漠に流れる民族音楽。
古の遺跡群。
思い出を胸に列車に乗り込んだ。
ひとつの旅が終わった。
あとは雲南を適当にまわって、もう帰ろう。
成都で久しぶりの雨に降られ、
乾いた体に潤いを与えてくれた。
日系スーパーで
「秋の風」とコピーが書かれたのぼりを見て郷愁感にとらわれた。
成都から昆明へと走る成昆鉄道は緑に溢れた山岳地帯を
幾つもの鉄橋を越えて蛇行してゆっくりと進んだ。
雨で潤った緑が車窓の間近に迫っていた。
違う世界に目が輝いた。
そのまま大理、そして麗江へと向かった。
そこはまだ夏真っ盛りだった。
広大な空に立ちこめる夏雲。
その下の緑溢れる山々と家並み。
雲南の忘れられない風景たち。
少しずつですがレタッチ作業しています。
出来上がり次第アップしてギャラリーに格納して行く予定です。